夏本番です。
夏休みも近いですね。
この時期は、お日様の光も強く、日に焼けるイベントもたくさんです。
妊婦さんは特に、シミになりやすかったりもしますから、そんなときのスキンケア、気になります。
今日はアロマテラピーでの日焼け前後のスキンケアについて、書いていきます。
日に焼けるってどういうこと?お日様にあたるデメリット
簡単に言えば、
お肌がやけどした状態です。
お肌は、体を外からの刺激から守っています。
体の中にばい菌が入るのを防いだり、体から、たくさんの水分が失われないようにしたりしています。
お日様の強すぎる光は、体の細胞を壊してしまうこともあります。
そのため、お肌はその光が体の奥深くに届かないように、黒くしたりして守っています(メラニンの働き・次項参照)。
けれど、その守る働きが、お日様の強い刺激に追いつかないことがあります。
すると、赤くなったり腫れたり、ピリピリと痛くなったり、炎症を起こしてしまうのですね。
それが、
お日様によるやけど=日焼け
になります。
お日様にあたるメリット
日焼けは怖いものとして、美容にも健康にも配慮される方が多くなっています。
けれど、お日様の光を浴びることのメリットもありますよ。
- ビタミンDがつくられる
体の調子を整えるのに欠かせないビタミン。
そのうちのビタミンDという物質が体の中で作られるのを助けてくれます。
ビタミンDは、骨を強くしてくれたり、免疫の働きを助けたり、血管の働きを整えてくれたりします。 - 体内時計を整えてくれる
お日様の光を浴びると、脳は体内の時間を整えるように働きます。
昼間は元気に動き、夜はよく眠れるように体を整えてくれます。 - 気分を整えてくれる
お日様の光を浴びると、”セロトニン”が分泌されるといわれています。
”セロトニン”は、幸せホルモンと呼ばれていて、気分を明るく穏やかにしてくれます。
などがあげられます。
何時間も浴びる必要はありません。
1日に10~15分ほど、明るい屋外に出て浴びれば良いのです。
すべてを避けてしまうのではなく、お日様とはうまく付き合っていきたいものです。
妊婦さんがシミになりやすいのは?
プロゲステロン(黄体ホルモン)の影響です。
これは女性ホルモンの一種で、
- 妊娠を続ける
- 生理周期の体温上昇に関わる
- 血糖値を安定させる
- 体脂肪を減少させる
- その他のホルモンの働きを調節する
などの働きがあります。
妊娠中は、たくさん分泌されていて、お母さんの身体を妊娠という状態に整えています。
日焼けに関わる働きとして、
お肌を黒くする”メラニン”という物質を作りやすい
ということがあげられます。
なので、妊娠中(生理前)は、シミになりやすい状態と言えます。
メラニンは、お日様の強い光によるダメージから、黒い色素によってお肌を守るための物質です。
日焼け=黒くなる=美容には良くない
という考え方からすると、ちょっと避けたい働きなのですが、
お肌がぼろぼろになるのを防いでくれているのですね。
なので、結果的に美容にも良い働きです。
そう考えると、そんなに嫌なものでもない・・・のかな?
日焼け前のケア~アロマテラピーでできること~
日焼けがやけどなら、できれば避けたい!
では、日焼け予防として、どんなケアができるでしょうか?
お肌の生まれ変わりがスムーズになるようにしよう
体を洗うと”垢-あか-”が出ますね。
垢は、古くなったお肌がはがれ落ちた物です。
はがれ落ちた分、身体は新しいお肌を作りだしていくのです。
その、お肌を新しく作り、古くなってはがれ落ちるまでのサイクルを、
”ターンオーバー”といいます。
このサイクルが、しっかりまわることで、元気できれいなお肌に保つことができます。
- 清潔にすること
- 保湿をすること
- 血の巡りをよくすること
が、ポイントになってきます。
おすすめ精油
では、日焼け前のケアのポイントに使っていける、おすすめの精油は何でしょう?
- ローズ
- ローズウッド
- ホーウッド
- ゼラニウム・エジプト
- プチグレン
- ヘリクリサム
- ラベンダー・アングスティフォリア
これらは、お肌を強くしてくれたりターンオーバーを助けてくれます。
日頃の、化粧水などの保湿と共に、精油の力も合わせてつかっていくことで、
健やかできれいなお肌へのサポートになります。
日焼け後のケア~アロマテラピーでできること~
気をつけていても、楽しく屋外で過ごしていると、多かれ少なかれ日焼けしてしまうもの。
では、日焼け後のケアは、どうしていったら良いでしょうか?
炎症を抑えもとのサイクルに戻れるよう整えよう
日焼けは、やけどの状態です。
傷ついてしまった細胞を守ろうと、体は一生懸命働いています。
その一生懸命な状態が、
- 赤くなる
- 腫れる
- 痛くなる
- かゆくなる
などの、”炎症”という形で現れるのですね。
こんな状態になったら、
冷やすこと
をしっかりやってください。
日焼け予防のケアと合わせて、行っていきましょう。
おすすめ精油?ハーブウォーターを活用しよう
日焼けして、炎症を起こしているようなお肌には、どのような精油を選びましょうか?
実は、炎症を起こしてしまっているようなお肌には、精油を使うことは控えても良いのではと考えています。
炎症を起こしているということは、
外からの刺激から体を守る(バリア機能)
というお肌の働きが弱くなっているということです。
精油のもとである、芳香分子(ほうこうぶんし)も、体にとっては外からの刺激になります。
ましてや、その芳香分子がぎゅぎゅっと詰まった精油は、弱っているお肌にとっては大きな刺激になる危険があるのです。
そこで活躍するのが、ハーブウォーターです。(こちらの記事もご参考に)
- ラベンダーウォーター
- ローズウォーター
- カモマイル・ローマンウォーター
- ベルガモットミントウォーター
などがおすすめです。
水分がたっぷりで、精油ほど高濃度ではなく、お肌の炎症を抑えてくれる働きを持っています。
冷蔵庫で冷やしたものを、そのままシュシュッとスプレーしたり、
ガーゼなどにたっぷりと含ませて、日焼けしたお肌に当てたりして、使っていくことができます。
お肌の痛みや腫れなどが治まってから、精油はまた使っていきましょう。
共通して大切なこと
以上、日焼け前後のケアについて書いていきましたが、共通して大切なことがあります。
それは、
- しっかり休む(睡眠をとる)
- しっかり栄養をとる
- しっかり水分をとる
です。
これは、妊娠中や産後、子育て中に限らず、
皆さんに当てはまることです。
心も含めた、体全体を整えることが、お肌の健やかさへのケアに繋がっていきます。
ぜひ、一つの側面にばかり縛られず、色々な面において、
『気持ちよい!』
と思う過ごし方やケアを取り入れていってくださいね。
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