妊婦さんや、小さなお子様がいるご家庭では、
健康管理(セルフケア)への関心が高いのではないでしょうか?
健康管理で気になるのは、
『感染症(風邪や胃腸炎など)』
が、まずは考えられますね。
妊婦さんや、小さなお子様、ご高齢の方、
また受験を控えた方などは、特に気をつけていきたいですね。
今日は、『感染症』と、アロマテラピーでできることを書いていきたいと思います。
関連記事→『鼻水とのどの痛みへのアロマテラピー』
感染症ってなに?
『感染症』とは、
【病原体(細菌・ウィルス・真菌-カビ-)が体に侵入して引き起こされる症状のこと】
です。
病原体というのは、『ばい菌』と呼ばれているものですね。
どこから感染する?
『ばい菌』が体の中に入ってくるのはどこからでしょう?
体への通り道をあげていきましょう。
- 空気感染(くうきかんせん)
『ばい菌』が、私たちの周りにある空気に漂い、それを、私たちの口や鼻から吸い込むことで感染します。
離れたところでも感染します。 - 飛沫感染(ひまつかんせん)
『ばい菌』が唾液(つば)や鼻水に包まれたものを、私たちが吸い込むことで感染します。
くしゃみや咳で飛ばされます。
なので、近くのところで感染する状態です。 - 接触感染(せっしょくかんせん)
『ばい菌』がついたものに触れることで起こる感染です。
多くは手や、手を拭いたタオルなどから感染します。 - 経口感染(けいこうかんせん)
『ばい菌』がついたものを食べたり飲んだりすることで起こります。
良く火を通していない食べ物を食べたり、うんちやおしっこを触った手から感染します。
ばい菌が入ったときのからだの反応は?
『ばい菌』は、自分のからだとは違う、よそ者です。
私たちのからだは、よそ者が入ってきた時に、自分の体を守ろうと働き出します。
それが、【免疫機能(めんえききのう)】と呼ばれるものです。
たいていは、自分の体を傷つけないくらいすぐに、よそ者をやっつけることができます。
けれど、よそ者の力が強すぎたり、自分の免疫機能が弱かったりすると、
たくさん働かなければいけません。
その時に出る体の反応が、症状(しょうじょう)と呼ばれるものです。
症状は主に
- 発熱
- 痛み
- 腫れ
- 赤み
- だるさ(うまく動かない)
などで現れます。
これらは、【炎症五徴候(えんしょうごちょうこう)】と呼ばれています。
潜伏期間と発症期間
感染症には、
- 潜伏期間(せんぷくきかん):ばい菌が体内に侵入し、症状が現れるまでの期間
- 発症期間(はっしょうきかん):ばい菌と戦うための症状が現れている期間
があります。
体に入ったばい菌により、それぞれの期間は変わってきます。
予防するために気をつけることは?
感染症を防ぐために、なにができるでしょう?
よく言われるのは
- 十分な手洗い
- マスクの着用
です。
『ばい菌』のついたものを洗い、口や鼻から入れないようにする方法です。
でも私たちの周りには、目には見えない『ばい菌』が本当にたくさんあります。
知らず知らずに感染していることもたくさんあります。
すると私たちは、なにを防ぎたいのでしょう?
『発症期間の辛い症状』
ではないでしょうか?
『ばい菌』と一生懸命に戦って、”炎症”を起こしている状態です。
一生懸命に戦わなくても、『よそ者』を追い出せるからだでいることも、感染症予防の1つです。
それには、
- 休息(よく眠る)
- 栄養(色々なものを適度に食べる)
- 運動(からだを適度に動かす)
ということも、とても大切ですね。
感染症になったらできることは?
辛い症状が出るようになったら、なにができるでしょう?
おうちでケアできることと、医療機関でできることを挙げていきます。
おうちでできること
感染症予防にも挙げた、
【休息】
が大切ですね。
しっかり横になりなるべく動かないこと。
頭も休めたいので、ゲームやスマホなども控えること。
【水分補給】
も大切です。
辛い症状の時は、無理して食べることより、
体の巡りをよくするように、水分をしっかり摂りましょう。
医療機関でできること
医療機関では、【おうちでできること】で挙げたことを指導される他、
- 薬の処方
- 点滴
- 入院管理
などがされるでしょう。
おうちでは対処できなくなった場合は、速やかに医療機関に相談することも、
時として大切ですよ。
アロマテラピーではなにができる?
では、アロマテラピーではなにができるでしょう?
アロマテラピーでは、
【その人の持つ、健康への力を支えてくれる】
という、精油の働きを使っていきます。
症状が出てしまってからより、『予防』として活用していきましょう。
入ってきた『ばい菌』を追い出したり、
傷ついてしまった体を治せたり、
“気持ち良いな~”とリラックスできたり。
【心と体を整える】ひとつの”手段(ツール)”となります。
活用できる精油の働きは?
では精油の持つ働きとしては、どんなものが感染症予防に活用できるでしょう?
- 抗菌
- 抗ウィルス
- 抗真菌
- 免疫調整・活性
- 抗炎症
- 自律神経調整
- リラックス
こんなところでしょうか。
何度も言っていますが、
『良い香り~~』
と感じる心地よさは、大前提です。
その上で、上記の働きを考えていったら良いと思います。
おすすめのアロマクラフト
予防や、症状の緩和でおすすめのアロマクラフトです。
わが家でも使って、子供たちにも好評な香りです。
ご参考になさってください。
【感染予防アロマハンドジェル】
*ティートゥリー 3滴
*リトセア 3滴
*プチグレン 5滴
*ゼラニウム・エジプト 4滴
*保湿ジェル 30g
消毒用ジェルのように使います。
手洗いの後に、手に塗り込みます。
外出前に、胸やのどにつけるのも良いですね。
【咳・鼻水緩和アロマブレンドオイル】
*ユーカリ・ラディアタ 2滴
*ローレル 2滴
*ペパーミント 2滴
*マンダリン 4滴
*ファーナスオイル 10ml
風邪のひき始めに出やすい症状への、アロマクラフトです。
スッとした香りで、呼吸が楽になるようブレンドしました。
胸やのどに塗ったり、鼻の下に塗るのも気持ち良いです。
いかがでしたか?
感染症が、少しでもどんなものかわかると、
そして、体の反応がどんなものかわかると、
”予防”としてのアロマテラピーが見えてくるのではないでしょうか?
ぜひ基本的な養生と合わせて、アロマテラピーを活用していってくださいね。
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