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2020年3月

赤ちゃんのスキンケア

赤ちゃんのスキンケア

生まれたばかりの赤ちゃん、そして、小さなお子さんへのスキンケアは、
いつでも気になるところ。

寒さや乾燥が増してくるこれからの時期は、助産院や病院でも、
ご質問の多くなるものの一つです。

今日は、デリケートな赤ちゃんのお肌への、トラブル予防としてのケア方法を書いていきたいと思います。
おすすめのアロマテラピーも、ご紹介しますよ。
もちろん、妊婦さんなど、お肌の調子が不安定になりやすい方にもご参考になるのではないでしょうか。

お肌の役割

まずは、お肌の役割を知っていきましょう。

  • 体を守る(保護-バリア-機能)
    外の刺激(紫外線や乾燥・熱・衝撃など)から、ダメージを防ぎます。

  • 体温を保つ(体温維持機能)
    お肌のすぐ下にある、血の巡りを調整することで、最適な体温に保ちます。
    汗なども関係しています。

  • いろいろな刺激を感じる(知覚機能)
    触れた感覚、冷たさや温かさの感覚、痛みの感覚などを、脳に伝えて知らせます。

  • 汗や脂(皮脂)を出す(分泌排泄機能)
    ”体を守る”や”体温を保つ”などともかかわっています。
    体の中のいらないものを出す役割もあります。

  • お肌の脂(皮脂)や、ビタミンを作る(合成機能)
    皮脂はお肌を守る役割があります。”体を守る”につながります。
    お日様の光を浴びることで、骨の成長に関わるビタミンDを作ります。

  • 吸収する(吸収機能)
    ある一定の大きさよりも小さなものや、脂分と仲の良いものを通します。
    アロマテラピーのトリートメント(ブレンドオイルをお肌につける)は、この働きを使ったものです。(経皮吸収-けいひきゅうしゅう-)

  • 呼吸する(呼吸機能)
    とてもわずかですが、酸素を吸い二酸化炭素を出しています。

  • 免疫に関わる(免疫調整機能)
    お肌の表面の、かゆみや赤み、腫れは、免疫物質はかかわっています。

以上のような働きを持っています。

赤ちゃんのお肌の特徴

では、生まれたばかりの赤ちゃんのお肌は、これらの働きはどうなっているのでしょう。
なんとなくデリケートだとは知っているけれど、それはなぜ?
赤ちゃんのお肌の特徴をあげていきます。

  1. お肌が薄い
    赤ちゃんのお肌の薄さは、大人の約半分です。
    体を守る働きを持つお肌が薄いということは、外からの刺激に弱いということですね。

  2. お肌表面の脂分が少ない
    生まれて3か月までの赤ちゃんは、お母さんからのホルモンの影響を受けたりなどで、脂分はたくさん出ます(新生児湿疹の原因)。
    しかし、3か月を過ぎるころ(~10歳未満)、ホルモンの影響が少なくなってくると、お肌の油を出す働きが弱まり、乾燥気味になっていきます。

  3. お肌表面(角質層-かくしつそう-)の潤いを保ちにくい
    お肌の表面には、潤いの素である水分をためておく働きがあります。
    また、お肌の細胞の周りにも水分がたくさんあります。
    しかし赤ちゃんは、それらが少なく、かさかさとしやすくなります。

  4. お肌の生まれ変わり期間(ターンオーバー)が短い
    お肌は、どんどんと新しいものに生まれ変わっています。
    垢(あか)や、頭のフケは、生まれ変わりに伴って、古くなったものが剥がれ落ちたものですね。
    赤ちゃんは、この生まれ変わり期間が短く、どんどん剥がれてしまい、外からの刺激に弱くなってしまうのです。

  5. 汗を出す部分(汗腺-かんせん-)が集まっている
    赤ちゃんと大人の、汗を出す部分(汗腺)の数は、ほとんど変わりません。
    けれど、体の大きさ(お肌の面積)はとても違います。
    小さな赤ちゃんに、大人と同じ数の汗腺があるということは、汗っかきになりやすいということです。
    汗には、体のいらないものも含まれていますから、それが刺激となってしまうのですね。

 

赤ちゃんや、小さなお子様にも、お肌の持つ役割は働いています。
けれど、以上のような特徴から、
『弱い』『デリケート』
などと言われるのですね。

その結果、
『そても乾燥しやすい』
ということが、わかりやすい特徴ではないでしょうか。

赤ちゃんのスキンケアで気を付けること

では、赤ちゃんのスキンケアでは、どんなことに気を付けると良いでしょう?
お肌の特徴を踏まえると、
『乾燥肌対策』
であると考えます。

  1. 傷めず清潔にする
    汗やうんち・おしっこ、母乳やミルクなど、赤ちゃんのお肌は、汚れていきます。
    外に出れば、ほこりや小さなごみなども、お肌にはついてきます。
    それらを落とし、清潔にすることは、スキンケアでは大切です。
    しかし、気を付けたいのは、『お肌を傷めない』ということ。
    以下のポイントをおさえ、ケアしていきましょう。

    【傷めず清潔にするポイント】
    *たっぷりのなめらかな泡で洗う
     石けんをよく泡立てなめらかにします。
    *やさしくなで洗い
     スポンジやナイロンタオルは使わず、手のひらや指の腹で、なで洗いをします。
    *石けん分はしっかり落とす
     石けんのすすぎ残しは、刺激になってしまいます。ぬるま湯でやさしく流しましょう。
    *綿のタオルでおさえ拭き
     洗った後は、ゴシゴシとこすらず、綿のタオルで赤ちゃんを包み、おさえ拭きします。

    石けんを使って洗うのは、一日に1回で、十分です。
    それ以上行うと、かえって刺激となってしまい、乾燥をひどくさせてしまいますよ。


  2. しっかりと保湿する
    特徴でもあったように、とても乾燥しやすいのが、赤ちゃんのお肌。
    洗った後のお肌は、脂分も流れていますから、しっかりと保湿(保護)していくことが大切です。
    また、気づいたときにこまめに保湿するのも、乾燥を防ぐのに役立ちます。

    【保湿剤を塗るタイミング】
    *入浴後、10~15分以内
    *顔や手を洗った後
    *授乳や食事後
    *乾燥する季節のお出かけからの帰宅後
    *おむつ交換の後

    【使用量】~保湿剤の種類の項目参照~
    *ローション・乳液 ➡手のひらに500円玉大
    *オイル ➡手のひらに10円玉大
    *軟膏 ➡大人の指先から第一関節くらいまでに乗る量
    が、適当だと思います。

    ぐいぐいと塗りつけるのではなく、
    そっと赤ちゃんのお肌にのせるように、かぶせるように、
    やさしく塗ってみてくださいね。


  3. 衣類にも気を付ける
    赤ちゃんのお肌に直接触れる衣類・寝具にも、気を付けてみてください。

    【衣類・寝具の気を付けるポイント】
    *綿製のものを選ぶ(特に下着や、シーツ)
    *飾りやボタンが、赤ちゃんに当たらないもの
    *汗をかいたり、汚れたら、こまめに替える(外出の時は、着替えを持っていく)
    *一日着ていたものは、必ず洗濯する


保湿剤の種類

乾燥対策として必ずあげられるのが、『保湿剤』ですね。
それには、どんな種類があるのでしょう?
それぞれの特徴を知っておくと、保湿剤選びもしやすくなります。

【働きによる種類】

  • お肌に膜を作るタイプ
    脂の膜を作ることで、お肌の水分が逃げてしまうのを防ぎます。
    お肌の表面も柔らかくしてくれます。
    べたつきやすく、衣類などが汚れてしまうことも。
    *ワセリン・スクワラン・オリーブオイルなど

  • お肌のうるおい機能を強くするタイプ
    お肌に備わっている、潤う働きを持つ物質(天然保湿因子-てんねんほしついんし-)を補ってくれます。
    お肌を柔らかくさせる働きもありますが、お肌のバリア機能を低下させてしまうことも。
    *セラミド・尿素・ヒアルロン酸ナトリウムなど

  • お肌の水分を保ちやすくするタイプ
    お肌の中にある水分とくっついて、保湿してくれます。
    お肌に近いところの血の巡りを整え、健やかさを保ちます。
    *ヘパリン類似物質・ヒアルロン酸・水溶性コラーゲンなど

  • お肌の体を守る機能を高めるタイプ
    外からの刺激を、体の中に入れてしまわないような働きを高め、さらに潤いを持たせてくれます。
    買いやすい市販のものでは、その含まれている量が少なく、働きが不十分なことも。
    *セラミドなど

【形状の違いによる種類】

  • ローション
    水分をたくさん含んでいるものです。
    夏場など、さtらっと使いたいときに。

  • 乳液
    ローションよりもなめらかな感触です。
    ローションだけでは足りないと感じるときに。

  • クリーム
    脂成分を多く含みます。
    オイルや軟膏より、伸びがよく保護の働きも高いです。

  • オイル
    常温で固まっていない油分です。
    しっかりと保護してくれながら、伸びがよく塗りやすいです。
    ローションや、乳液と合わせて、冬場などに。

  • 軟膏(なんこう)
    感触は固く、お肌に塗るというより、乗せて保護する働きがあります。
    冬場の、特に乾燥の強い時に。

こんな時は病院へ

スキンケアをしていても、デリケートな赤ちゃんのお肌にはトラブルや気になるところが出てくることも。
沐浴やおむつ交換、お着替えの時など、以下のような状態が見られる場合、
小児科や皮膚科など、病院受診をしましょう。

  • 赤み
  • ぽつぽつ
  • ただれ
  • 皮むけ
  • ジュクジュク
  • 臭いがある
  • 気になるところがどんどん広がる

自己判断せず、また、わからないまま保湿剤など塗ってしまわないようにしましょう。

受診の時には、
*いつから始まったか
*よくなっているかひどくなっているか
*赤ちゃんの様子(機嫌や母乳・ミルクの飲み方、元気さなど)
なども伝えると、医師も判断しやすいと思います。

 

おすすめのアロマテラピー

では、アロマテラピーでは何ができるでしょう?
基本的に、1歳未満の赤ちゃんへの、精油の使用はおすすめしていません。
➡こちらを参考に『一歳未満の赤ちゃんへのアロマテラピー

そこで活用したいのが、
『ハーブウォーター』
です。
➡『妊婦さんや小さなお子様にもおすすめ!ハーブウォーター
➡『おうちケアにおすすめ ハーブウォーター10種

力強く私たちに働きかける精油よりも、
穏やかにやさしく、そして手軽に活用していけると思います。

赤ちゃんへのスキンケアでおすすめするのは、

  • ラベンダーウォーター
  • カモマイル・ローマンウォーター
  • パルマローザウォーター
  • レモンバームウォーター

などです。

保湿剤の種類でいうと、
『ローション』
のように使っていくことができます。
そこに、油脂分の多めの保湿剤(オイルや軟膏)を合わせて使っていくと、
これから乾燥する冬場にもピッタリだと思います。

おむつかぶれやあせもなどの予防に、その力を発揮してくれるのではないでしょうか?

私が使っているハーブウォーター➡『健草医学舎ハーブウォーター

 

いかがでしたでしょうか?

デリケートな赤ちゃんのお肌も、その特徴や気を付けるところがわかると、
少し不安が減ってケアできるのではないでしょうか?
こちらに書いたケア方法は、あくまでも一般的なものです。
その子その子に合わせて、いろいろ工夫してみてくださいね。

わからなければ、ぜひ医療機関や専門家に聞いて、学んでみることもおすすめしますよ。

不安や怖くなりがちな赤ちゃんへのケアが、楽しく納得してできますように。

 

 

参考文献:
*子どものアレルギー×母乳育児×スキンケア(南山堂)
*本当に確かなことから考える妊娠・出産の話 コクランレビューからひもとく(医学書院)
*ハーブウォーターハンドブック(NARD JAPAN)

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