アロマの学び

精油活用はとても個人的なもの~私が現場で働く意義~

精油活用はとても個人的なもの~私が現場で働く意義~

気候や、その時の状態に合わせて、やはり日常では、セルフケアが大切と考えています。

アロマテラピーを学び実践しているのも、この考えがベースになっています。

けれど、そのセルフケアを伝えていくには、経験というものが必要です。

今日は、なぜそう考えるかについて、書いていきます。
私の、個人的な考えですが。

集団に伝える

この数か月、月に1~2回ほど、東京都看護協会主催の『両親学級』へ参加しています。

両親学級は主に、始めてのお産の方やその旦那様に向けて、
妊娠・出産・育児に関しての、教育と情報提供、仲間作りのサポートとして、開催、運営されます。

助産師は、その大切な担い手です。

産院と違い、看護協会主催のため、規模が大きく、
また、各地から助産師が集まり運営していきます。

普段の病院では得られない、他病院の考え方ややり方、
また、各助産師の考え方や得意分野まで見られるので、とても有意義な時間です。

もちろん、看護協会の両親学級なので、伝える内容はほぼ決まっています。
集団へ伝えるときは、なるべく、多くの参加者が共感し参考になるような内容を伝えることになります。

規模が大きければ大きいほど、普遍的なリスクの少ないやり方を伝えることになるかと思います。
それはそれで、意義はあります。

しかし、私、実は、この”集団へ伝える”って、苦手でして・・・

聴いている人たちの”ニーズ”に合っているのか?

と気になってしまうのですね。

個別に伝える

両親学級の休憩時間には、個人的に相談されることもあります。

この場では、両親学級の方針を大きく外れることなく、自分の見解も少し混ぜながらお答えしています。
すると皆さん、それぞれ納得したような顔で、安心したような顔で、席に戻ってくれたりします。

そうそう!この時の反応なんです。
その人その人に、より合わせたやり方や考え方を伝えることに、とても意義をみるのです。

大まかな知識や情報の提供と合わせて、より個別的に伝えていくことは、
安心と満足につながっていきます。
さらには、安全にも。

私が、アロマクラフト会や、アロマカウンセリングで
『聴くこと』
を大切にするのは、このためでもあります。

 

現場で働くということ

私はアロマアドバイザーですので、心身の健康についてご相談を受けたときは、
『では、アロマテラピーでは何ができるか?』
ということを考えます。(伝えるかどうかは別として)

アロマテラピーではできないな
とか、
アロマテラピーの前にやることがあるな
なんていう結論になることもたくさんです。

本来、心身のケアは、とても個人的なものです。

また、アロマテラピーをはじめとする、代替医療(自然療法・統合医療)も、
個人的なものに他ならないのではないかと。

セルフケア
この言葉のまんまですね。

自分で自分をケアするためには、
自分が納得し、良いと思ってやることが一番。
自分の状態が、なんとなくでもわかるのは自分ですから。

ただ、”誰かに伝える”となると、話は違ってきます。

もちろん多くの知識が必要でしょう。

頭で考える、机上で学ぶ、だけでは片手落ちです。

『経験』が必要になってくるのですね。
実践が伴いますから。

私が病院に勤め、地域の助産に携わり、アロマテラピーのお仕事をするのは、

実際の現場を経験し、知識と繋げていくこと。
論理的に、時には直感的にアロマテラピーを捉えていくこと。

そんなところを経験させてもらっているのです。

現場で働く意義って、私の中では、とても大切です。
より、多様なニーズにお応えできるように。

まあ、「より多くの妊産婦さんに関わりたい!」というところも大きいですが(笑)

あなただけの、セルフケア・アロマテラピーを、ぜひ作ってほしいです。

それには、お伝えする私自身の日々が、勉強にほかなりませんね。

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