不調を感じたとき、病院へ出向く方、多いと思います。
それだけでなく、病院は、健診・検診を受ける場所でもありますね。
定期的に通われている方も多いのではないかな。
特に妊婦さんは、『妊婦健診-にんぷけんしん-』として、通いますね。
今日は、病院へ行くときの精油使用について、書いていきたいと思います。
その時の状態を伝えよう
受診時は、お化粧などせず、来院してほしいものです。
お化粧やマニキュアなど、本来の色とは違う状況だと、その時の状態がわからなくなってしまうことも多々あります。
マスクされて(隠されて)しまうのですね。
短い時間で患者さんと関わる外来受診では、
お話を聞いたり、実際に検査するだけではなく、
見て情報収集する、
視診(ししん)
というものも行っています。
それは、診察室に入ったところから、始まっています。
・顔色はどうかな?
・表情はどうかな?
・歩き方や姿勢はどうかな?
などなど。
たとえ、大きな不調のない定期的な受診であったり、
健康かどうかを見る、妊婦健診であっても、
より正しい診断のために
そのままのあなたで、来院してほしいのです。
精油を使うのは自分のためだけど・・・
今は、アロマテラピーも多くの方に知ってもらえていて、
ご自宅でも精油を使われている方、いらっしゃいますね。
芳香浴だったり、トリートメントで直接肌につけたり。
なぜ始めたかといえば、
不定愁訴(ふていしゅうそ:原因ははっきりしないが、調子がいまいちなこと)
や、
未病(みびょう:はっきりとした病気ではないけれど、健康ではない状況)
の状態を、少しでも楽にしたくて、”セルフケア”として、精油を使用している方も多いかと思います。
症状も楽になった感覚があれば、なおさら、よく使っているのではないでしょうか。
精油の使用をお休みしましょう
そんなセルフケアとして活躍している精油たち。
ですが、病院受診の時は、その精油の使用を控えた方が良いです。
精油には、私たちの体と心を、整えてくれる働きがあります。
それは、お薬のような働き(薬理作用-やくりさよう-)として、現れます。
先ほどのお化粧の話と同じく、精油の働きによって、
つらいと感じている症状を、隠してしまうこともあるのではないかと・・・
少なくとも、受診前日には控えましょう。
アロマテラピーは、
『精油を使って、その人本来の自己治癒力を引き出す、高めていこう』
という、自然療法・統合療法の一つです。
けれど、完全に不調が治る(根本治癒-こんぽんちゆ-)には、時間がかかることも多いです。
『精油の働きによって、その状況が和らいでいるなら良いじゃない』
と思うかもしれません。
しかし、その精油の働き、症状を落ち着かせているだけでは、対症療法(たいしょうりょうほう)になるかと。
あなたが感じている、その症状が、何かの病気の初期症状だとしたら、
その症状が見えることで、その病気にたどり着けるとしたら、
医師の方には示してほしいのです。
セルフケアとして、精油を使っているなら、その旨も医師に伝えてもらえたら良いと考えます。
もちろん、精油を使って何か調子が悪くなったりしたならば、すぐに、受診してください。
精油を使う前から現れていた不調。
その症状は、できるだけそのままを見せていってほしいなと思います。
改めて『妊婦さんが精油を使うときの注意点』も、ぜひ参考になさってください。
妊婦さんに限らず、安心安全に、アロマテラピーを楽しむポイントですよ。
コメントする