助産師の役割について、サービスをご提供するたびに考えています。
『お産を扱う人?』
『妊婦さんを指導する人?』
『おっぱいケアをする人?』
いろんな役割があると思います。
私が、今とても納得していて、『そうありたい!』と強く思う、
助産師のあり方があります。
今日は、そのことについて書いていきたいと思います。
助産師をどう使う?
助産師というと、皆さんどこにいる人だと思いますか?
病院?
助産院?
保健センター?
多くは、医療的な施設にいるものだと、思ってらっしゃるかと思います。
でも、助産師は、
『女性とともにあるもの』
です。
病院や保健センターなどで、
『自分とあっているな』
という助産師に出会えることもありますが、
ご自身で調べることもできます。
日本助産師会では、
『全国助産所一覧』
として、一般の方々にも検索してもらえるように
ページをあげています。
一覧の中には、ホームページを持っている助産所もたくさんありますので、
参考にしてもらえたらと思います。
一覧に載っていなかったとしても、
自身で理念を立てて活動している助産師もいます。
[ 助産師 相談 ]
なんていうキーワードで検索してもらうと、
たくさん出てきますよ。
その助産師にとって、もちろん得意分野があります。
お産が得意なのか、母乳育児支援がメインなのか、
性教育に力を入れているのか・・・
など、方向性がありますね。
そんな情報も、調べてもらうとわかってきます。
もっともっと助産師を活用するために、
この情報社会も活用しましょう。
私が思う助産師の役割って?
助産師には得意分野があって、
その知識や技術を、妊産婦さんや、産後の方、
広く女性の方々にお届けしています。
一人の助産師の、『腕がものをいう』職業でもあると思うのです。
でもね、もっともっと大切な役割があると思うのです。
それは、
『相談できる場所』
であるということ。
私の友人にもこんなエピソードがありました。
産後におっぱいが張ってつらくて仕方がなかった。
自分でいろいろ調べたりしてやってみたけれど、良くならなくて。
助産師さんに家へ訪問してもらって、
色々と話を聞いてもらって、張りが楽になったときは、
つらさで笑えていなかったのが、涙が出るくらい笑ったの!
このエピソードは、とても嬉しかったものでもありますが、
『あ~、もっと助産師が身近であったならよかったな・・・』
と思うエピソードでもありました。
このエピソードでは、助産師が比較的得意とする、
母乳育児支援(おっぱいケア)でしたが、
もし、助産師の手に負えない内容だったらどうでしょう?
妊産婦さん、産後の方は、その相談場所を、
医療機関や助産師に求めることが多いです。
これから、より助産師が身近になり、
相談できる場所として活用してもらえるならば、
助産師に求められる役割は、
『情報提供のハブ(中継局)』
ではないのかなと考えるのです。
助産師自身の、知識や技術をより高めていくことはもちろんですが、
よりその人にとって大切で求められている情報を提供したり、
情報自体が合っているそうでないかを、相談できることが、
助産師の役割としてあるのではないでしょうか?
妊産婦さんや、産後の方、女性をサポートしたいと活動している者はたくさんいます。
そして、それぞれいろんな分野でのプロがたくさんいます。
助産師一人で、たくさんのニーズを背負っていくのは無理があります。
できません。
ならば、たくさんのプロのもとに、
『女性とともにあるもの』の助産師が、つなげていくことができれば良いと思うのです。
『助け合い』
の思いやりの心や力が、私たちを取り囲むような、
希望も感じませんか?
私にとって、助産師の大切な役割は、そんなところだと思うのです。
誰かを頼るって、
悪いことでも、弱いことでも、
ありません。
自分も他のものも、
信頼し活かしていくことではないでしょうか?
私は助産師としてそうありたいし、
そんな世界を体現できたらと、思います。
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