11/15(木)に開催します
『あなたの体質別アロマオイルクラフト会~体質診断&クラフトレシピあり!~』
その中でお受けいただく『体質診断』について、
「体質診断ってなに?」
「アロマテラピーとどうつながるの?」
と思われる方も多いのではないでしょうか?
そこで、今日は、
体質診断の元になった考え方や、
アロマテラピーとの関連、
体質診断を受ける・使うメリットなどを
書いていきたいと思います。
ヒポクラテスの四体液論(したいえきろん)とは
さて、ヒポクラテスとはなんでしょう?
古代ギリシアの医師の名前です。
昔々、古代の考えでは、心やからだの不調は、
【悪魔】や【呪い】によって起こると考えられていました。
なので、治療としては、
*祈祷(お祈り)
*呪術(おまじない)
などでどうにかしようとしていました。
ヒポクラテスは、そんな心やからだの不調に対して、
*体にはどんなことがおこっているのか?
*実際にはどんな変化があるのか?
*行った治療に対して、どんな結果がでたか?
など、じっくりと観察して、どんな仕組みで起こっているのかを考えた医師でした。
”お祈り”や”おまじない”ではない、治療方法を考えていったのですね。
そこから、ヒポクラテスは
『医学の父』『疫学の祖』
などと呼ばれています。
バランスを大切に~四体液論~
観察や仕組みを考えて、心やからだをみていったヒポクラテス。
人間の体の中には、4つの体液があると考えていました。
- 血液
- 粘液
- 黄胆汁
- 黒胆汁
です。
医師として過ごす経験と知識の中で、ヒポクラテスは、考えつきます。
その4つの体液が、
”バランス良く”、”調和”しているときに、人は健やかに過ごせるのだ
と。
逆を言えば、
『人は、その人が持つ体液のバランスが崩れると、病気になるのだ』
人のからだの体液には特徴があって、
その人その人の”性格”や”体質”にも影響を与えると考えられていました。
少しのかたよりならば、その人の『個性』としてみることもできますが、
影響が大きすぎると、”バランス”や”調和”が崩れてしまい、病気になると・・・
これが、ヒポクラテスの四体液論(したいえきろん)です。
昔々から、『バランスを大切にしよう』と、言われていたということですね…
精油を形づくるもの
精油のお話にいきましょう。
アロマテラピーで使う『精油』。
これは、植物が作り出した、”生き残るための成分”を、
ギュギュっと集めたものです。
”生き残るための成分”には、
いろいろな働きがあり、私たちの心やからだの健やかさを助けてくれるものです。
さて、その精油の中の成分。
これは、私たち人と同じように、
*炭素(たんそ)
*水素(すいそ)
*酸素(さんそ)
などの”原子-げんし-”からできています。
生き物や精油などのものを形づくる、素(もと)になるものです。
この”原子”は、+(プラス)や、̠-(マイナス)の電気を持っていて、
原子ひとつひとつに、持っている電気に特徴があります。
精油の成分も、持っている原子の組み合わせの特徴によって、
その働きが、分けられます。
例えば、
*心やからだを落ち着かせる(鎮静-ちんせい-作用)
*ばい菌の働きを抑える(抗菌-こうきん-作用)
などですね。
香りの特徴でもあります。
精油の電子座標グラフ
精油は、その持っている成分によって、
働きが分けられます。
その働きが、どんな電気の特徴によって分けられることが、
調べて研究もされてもいます。
ひとつひとつの精油が、どんな電気を持っているのか、
仲間わけがされたわけです。
仲間わけしたものをわかりやすく図にしたものが、
『電子座標グラフ-でんしざひょうぐらふ-』
です。
こちらは、私のお手製グラフ・・・
勉強用なので、見た目悪いですが・・・
四体液論と電子座標系グラフがリンク!
では、『ヒポクラテスの四体液論』と、『アロマテラピー』は、どうつながっていくのでしょう?
『四体液論』では、その人の体格や性格などから、”体質”として4つに分けていきました。
その4つが、
- リンパ質(りんぱしつ):粘液の特徴にかたよっている
- 黒胆質(こくたんしつ):黒胆汁の特徴にかたよっている
- 多血質(たけつしつ):血液の特徴にかたよっている
- 胆汁質(たんじゅうしつ):黄胆汁の特徴にかたよっている
となります。
これを、『四体質分類-よんたいしつぶんるい-』と言います。
『アロマテラピー』は、昔々の人々が、
「この症状には、このハーブがよく働くな」
「こんな気分の時には、この植物の香りが気持ち良いな」
というように、経験的に使っていたものです。
やはり、症状や体質に、合わせて使っていたのですね。
電気の特徴から分けた、『電子座標グラフ』の精油の働きは、
経験的に使っていたものと、リンクしていることがわかりました。
そして、
『ヒポクラテスの四体質分類』と『精油の電子座標系グラフ』もリンク
しているのです。
それぞれの体質にみられる特徴の人が起こしやすい不調と、それに使われていた精油が、合っていた
ということなんですね。
体質診断で精油を選ぶ
たくさんある、精油。
どれが自分に合っているか、どんなものが良いのか、迷ってしまいますね。
『良い香り!』
と思えばそれで良い、なんて言われても、
やっぱりきちんと選んでみたい・・・
そんな方に、この『ヒポクラテスの四体質分類』は使うことができます。
A~Dの選択式アンケートに答えていくだけで、
『四体液論』に基づいた、体質をみていくことができます。
そこからわかった”体質”に合わせて、
今度は、『精油の電子座標グラフ』を使い、
ご自身に合った精油を知ることができますね。
それと、『良い香り!』という感覚を合わせれば、
精油選びが、より分かりやすくなりますよ。
定期的な体質診断がオススメ!
『体質診断』は、数週間から数か月間おきに、定期的に行うことをおすすめしています。
なぜなら、”人の状態はいつも同じではない”から。
人には、『恒常性-こうじょうせい-』と言って、いつも同じであろうとする力があります。
しかし、”より良い状態”へ整えようとする力もあります。
アロマテラピーなどを使って、整えていった心やからだは、
アロマテラピーを使う前とは、変化していっているかもしれません。
だとすれば、また同じ精油の働きは、必要ないかもしれませんね。
そこで、また改めて『体質診断』を受けてみるのです。
すると、今度はその時により合った、精油選びができることになります。
『体質診断』は、ご自身の状態を決めつけてしまうものではなく、
”どんな状態にかたよっているか?”
を、みていくものなのですね。
なので、定期的な体質診断を、おすすめしています。
いかがでしたでしょうか?
体質と、精油の働きがリンクしていること、とても興味深いことです。
経験や特徴から、心と体を整えていく方法は、
アロマテラピーに限らず、
”東洋医学”や”アーユルヴェーダ”などでも言われていることです。
”おうちケア” ”セルフケア”としては、とても使いやすい考え方ですね。
通常の『量り売りアロマクラフト会』では、オプションとして行うことのできる『ヒポクラテスの体質診断』。
今回の企画では、体質診断と体質別のアロマクラフトレシピがセットでお受けいただくことができます。
皆様のご参加、心よりお待ちしております。
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